今回の「愛車の高価買取のコツ」伝授します!!パート31:買取相場の今後の考察

今回の「愛車の高価買取のコツ」伝授します!!パート31:買取相場の今後の考察

 

前回、前々回と同じく「コロナ」関連でブログをお送りしてきましたが、やっと収束するかと思えば再度、拡がりを見せつつあります。

クルマを売るどころではなく、タイミングを逃している方もいるのではないでしょうか!?

 

4、5、6月とオークション相場を見ると、回復しつつあります。

 

売り時は今??なのか。。。

 

 

考察も踏まえてお話します。

 

 

<新型コロナの影響で、自動車販売台数が激減>

5月の新車販売台数は、乗用車と商用車全体で前年同月比実に40.2%減。
ほんの2~3%下がっただけで大騒ぎをしてきたクルマ業界にとって4割減とは、業界自体が死んでいるといっても過言ではない事態です。

 

 

<富裕層が動き出した>

 

クルマが売れずに売り物が増えて、価格が下落。それに輪をかけて、こんな状況だから早く売ってしまいたい、急いで換金したいというお客様も弊社ではいました。

コロナでビジネスに大打撃を食らった人たちは、売りに走る傾向がありました。

 

あまり景気に左右されない、いわゆる富裕層が今が買いの時期と動き出しているのが現状です。

高額車が動く中、1000万以下のクルマや、日常で使う足クルマは需要が止まっている様に感じます。

先行きが不安定な中、購買意欲が湧くのは周りにあまり左右されない富裕層だったのでしょう。

 

 

 

<日本は一部回復の兆し、、、世界市場は。。。>

 

2017年まで8年間連続で過去最高を記録してきた世界需要は、2018年に中国が前年比マイナスになった影響で減少に転じた。そして2019年も中国市場の前年比8.2%減が響いた。

4月時点での2020年予測は全世界で7020万台。前年比22%減、台数では約2000万台の減少となっています。

 

 

 

<リーマンショックを上回る「コロナショック」>

自動車各メーカーは、すでに2019年度決算で赤字に転落した日産自動車、三菱自動車工業だけでなく、大半の自動車メーカーで今期は赤字計上の懸念が強まっています。

リーマンショックを上回る「コロナショック」が、世界の自動車産業に深刻なダメージを与えている。折しも自動車産業は、EVにシフトしていく「100年に1度の大転換期」を迎えている真っ最中だ。そこへきてのコロナショックであり、各社はウィズコロナ、アフターコロナへの対応が求められる形となりました。

 

 

 

<EUの厳しい排ガス規制>

 

自動車メーカーは2021年導入予定の厳格なEU規制に適合できなかった場合、巨額の罰金を科されることになる。

今後3年のうちに、欧州市場の自動車メーカーはEUが新たに導入する非常に厳しい排出ガス規制という、ここ数十年で最大の試練に直面することになりそうです。

 

日本でも2022年に厳しい排ガス規制が新しく設けられるかもしれません。

となると、今までのレシプロエンジンのクルマは今後、新車として販売されないことが予想されます。

いわゆる「EVシフト」です。

 

「EVシフト」とは!?

ガソリン車から電気自動車への転換を図る世界的な動き。EVは、Electric Vehicleの略。地球環境・資源問題への関心の高まりを背景に、二酸化炭素を排出しない電気モーターを使った自動車の開発・普及の動きに拍車がかかっている。
2017年7月、フランス政府は温室効果ガス削減を掲げた「パリ協定」の遵守に向け、40年までにガソリン車とディーゼル車の販売を禁止する方針を表明。同月、続いてイギリス政府も同様の方針を発表した。フォルクスワーゲン社の排ガス不正問題で揺れたドイツも、30年までに全廃するという決議を連邦議会で採択している。この他、オランダ、ノルウェー、スイス、ベルギー、スウェーデンも、25~50年までの全廃を掲げており、欧州でのEV化の流れは規定路線になっている。(コトバンク抜粋)

 

EVシフトしていく中で、希少になっていく純内燃機関のクルマ。ここまでくると察する方もいるでしょう。

希少なれなるほど、値上りが期待できます。

 

日本車は、スポーツカー、(スープラやGTRなど)は25年ルールでアメリカには輸出できません。

プラス純内燃機関のクルマが希少になってきたら、高値で取引されるのも夢ではありません。

一昔前は50万くらいで購入できたR32型のGTRもいまや3倍もの価格になっています。

 

輸入車も同じく、NAのV8最後のフェラーリ458は、高値も維持しています。
ランボルギーニもEV化にシフトしていくので、スーパーカーの業界もこれから先、相場の高値は期待できるかもしれません。

 

 

 

<まとめ>

相場は”水モノ”です。

一度下がった相場は易々と高値反転はしません!!

一過性で一時、値段が上がるかもしれませんがユーザーに還元されるとは限りません。

一時期、値段が上がったとしても、売値に反映されるのはタイムラグ。

つまり、中古車市場に徐々に浸透するので、時間がかかりますし。一過性の相場はいつ下がる方向に反転するかわからないので、

買取相場に中々、反映されません。。。

 

輸出に人気の日本市場のクルマ業界は世界的に好循環が生まれないと国内だけでは難しいでしょう。

 

 

EV化にシフトして別の自動車需要が生まれるのではと、期待したいところです。

 

 

 

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