今回の「愛車の高価買取のコツ」伝授します!!は、知らないと損!?知って得するナンバープレートのお話になります!!
良く見慣れたナンバープレート。今回は「ナンバープレート」のお話を致します。
ナンバーの知識で損するor得する!?
最後まで読んでいただければ、納得していただけるでしょう!!
■よく見るが意外と知らない「ナンバープレート」とは・・・
ナンバープレート(英語: number plate)とは、自動車に取り付けられているプレートのことである。
ナンバープレートは普通、数字や文字、都市名などから成り立っていて、材質は世界中の大半でプラスチック製(金属製(例:日本)や、20世紀初頭には陶磁器製もあった)である。
たいていは、どこの国でも取り付けが義務づけられており、つけていない場合は罰金となることもある。ナンバープレートは、自動車の車種(大型、小型、業務用など)の見分けや、速度超過で逃走した自動車、不審者の乗用していた自動車などのナンバープレートを記録しておくことで、役に立つため、取り付けることが義務とされている。しかし、見づらくするために、ナンバープレートにカバーを付けたり、曲げる者もいる。 またナンバープレートは、「どこの、誰が持っているかを表す番号」という性質を持つだけに個人情報のひとつと見る向きもある。テレビやインターネットなどで不特定多数に公開することを前提とする場合は、プライバシーの観点から自動車やバイクを被写体とした(あるいは映り込んだ)写真や動画などにモザイク処理等を施して判別できないようにしてから公開される場合も多い。
ほとんどの国では、ナンバープレートは政府や行政区画の機関などによって発行され、EUのナンバープレートのように、複数の国で統一されたナンバープレートや、アメリカ合衆国のように絵が描かれているナンバープレートなど、国によってデザインや大きさが異なる。
ナンバープレートの呼び方は、もとは”number plate”からきている。アメリカやカナダでは、”license plate”(ライセンスプレート)などと呼ばれる。
日本での自動車用ナンバープレートの正式名称は車両の区分によって異なり、自動車登録番号標(じどうしゃとうろくばんごうひょう)または車両番号標(しゃりょうばんごうひょう)、標識(ひょうしき)とされている。
『出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
上記の様に様々な情報が凝縮されている車の名札の様なもです。
■一昔前はナンバーによって格付けされる場合も・・・
クルマのナンバープレートには「品川500」「横浜300」といった文字列が記載されています。
この文字列は「格付け項目」になることがあります。特に地名は分かりやすくブランド力合戦が行われたりします。それに続く数字は「分類番号」といって、1~3桁の数字でクルマの種別や用途を分類しています。どの数字が何に区分されるのかは説明が長くなるので今回は割愛しますが、一般乗用車においては何となく「5ナンバーより3ナンバーの方が偉い」と思っている人は多そうです。
一般乗用車は、道路運送車両法によって小型乗用車の5ナンバーか普通乗用車の3ナンバーかで区分されます。エンジン(レシプロガソリンエンジン)の排気量が2000cc以下で、車体サイズが4700(全長)×1700(幅)×2000(高さ)ミリ以下ならば5ナンバー(小型乗用車)です。これらの範囲をどれか1つでも超えると3ナンバー(普通乗用車)になります。運転に必要な免許が変わったり、制限速度が変わったりするといったような、普段運転する上での違いはありません。
しかし、車にかかる税金や維持費は「大きいクルマほど高い」のが一般的。「3ナンバーは維持費が高い」のでしょうか。
■3ナンバーだから「偉い=維持費が高い」わけではない
実は3ナンバーだからといって税金が高くなるのではありません(2019年現在)。
確かに1989年までは3ナンバーか5ナンバーかで自動車税の違いがありました。しかし(2019年)現在は排気量で額が決まります。自動車関連の他の税金などについても、自動車重量税はその名の通り「クルマの重さ」が基準です。自動車取得税や自賠責保険は「軽自動車か登録車か」が基準です。
もっとも、大排気量の高級車ならば自動車税が、重量のある車種などなら自動車重量税が上がるので、結果として「維持費が高い」とはなり得るでしょう。
しかし近年の車種は「エンジン排気量は1500ccくらいと小さめだけれど、幅が1700ミリより大きいので3ナンバー」などとなる車種が増えています。中には「標準グレードは5ナンバー、上位グレードは外装パーツが少しだけ5ナンバー枠からはみ出すので3ナンバー」といったパターンもあるようです。そういった車種も3ナンバーか5ナンバーかではなく、その車種や仕様それぞれで相応の自動車税や自動車重量税が課されます。
例えばトヨタ・カローラは、古くから5ナンバー枠で展開されてきた「ニッポンの標準車」の1つです。2019年9月にフルモデルチェンジした12代目の新型カローラは、「グローバルモデルとデザインを合わせつつも、日本仕様車は日本の環境、道路状況の使い勝手に合わせ、全長、全幅を小さく、ホイールベースまで縮小した日本専用設計のボディーにした」としています。日本仕様車は海外モデルより全長で135ミリ、幅で35ミリ小さくした専用設計で、「日本ユーザーが、日本の道路を走りやすい」とするサイズ感や最小回転半径を実現します(セダンの場合)。
しかし、新型カローラ セダンの車体サイズは4495(全長)×1745(幅)×1435(高さ)ミリです。わざわざ専用設計ボディーにした日本仕様車も5ナンバー枠に収まる幅1700ミリを超えているので、ナンバーの分類番号は3ナンバーになります。あと45ミリですし、せっかく日本専用設計にするのならば5ナンバー枠に収めればいいのにとは思います。しかし、不格好になったり、衝突安全性などに影響が出たりするかもしれません。その分コストも増えます。メーカーとしても「5ナンバー枠に収めること」は、あまり意味がなく、無理をしてそうする必要はないと判断したのでしょう。
駐車場の物理的な広さといった理由で5ナンバー車に限定して探している場合は別として、何となく「5ナンバーの方が維持費が安そう」という昔ながらの理由でクルマを探しているのであれば、それならば「エコカー減税」などに注目する方が効果は高そうですね。
これまで長らく5ナンバー車が主流でしたが、消費者の嗜好変化や自動車メーカーの戦略を背景に、前述したトヨタ「カローラ」やホンダ「シビック」なども3ナンバー化しています。
自動車メーカーにおいても、開発効率化の観点からプラットフォームの共通化が進んでおり、海外で厳しさを増す安全要件を背景に車体が大型化。3ナンバーモデルが増加する傾向にあるようで、国内向けだけに5ナンバーモデルを投入する意義が薄れている状況。
輸入車に関しては日本国向けの5ナンバー車の開発はなく、5ナンバー輸入車は希少的存在です。
下記に一覧をまとめてみました。
〇VW
up!(全幅1650mm)
〇スマート
フォーツー
フォーフォー
〇ルノー
トゥインゴ
〇フィアット
500
500C
パンダ
パンダ4×4
✖MINI
5ナンバーサイズはなし
最小サイズで全幅1725mmあり3ナンバーサイズ
✖メルセデスベンツ
5ナンバーサイズはなし
Aクラスでも全幅1780mmで3ナンバーサイズ
✖アウディ
5ナンバーサイズはなし
A1で全幅1730mmで3ナンバーサイズ
✖プジョー
5ナンバーサイズはなし
208で全幅1740mmで3ナンバーサイズ
✖ジープ
5ナンバーサイズはなし
レネゲードで全幅1805mmで3ナンバーサイズ
一覧にしてみるとよくわかりますが、小さいクルマがたまたま、日本の5ナンバー規格に収まった車種が数台あるのみです。
以外にも、ミニやプジョー、シトロエン、などもあてはまりません。
5ナンバー枠に収まる車はかなり小さいコンパクトカーばかりです。
<まとめ>
3ナンバーのコンパクトカーは5ナンバーのクルマと維持費は全く遜色ありません。
著者もお客様と商談中に購入時の最後の砦、大蔵大臣(奥様)が5ナンバーじゃないとOKが出ない・・・と、話を掘り下げていくと3ナンバーは「維持費が高いでしょ」「駐車場のスペースは全く問題ありません。」3ナンバー、5ナンバーの話をして「そうなの!!」となったことが何度もあります。
維持費が高いから・・・。というのはイメージに過ぎないということを覚えておいてください。勝手に選択肢を狭めている可能性があります。
また、税金の安さなどから、軽自動車が2年連続で販売を伸ばしており、これまでの5ナンバー車の需要が軽自動車に流れているようです。
輸入車と軽人気の狭間で5ナンバー車の存在感が薄れており、国内市場では今後も3ナンバー車と軽自動車の2極化が進む可能性が高いとしています。
「維持費を押さえたいから安いクルマに」、「お金がないから安い中古車で」と絞らずに、広い視野でいろいろなクルマを検討してみると、より理想的なクルマに出会える可能性もあります。年間維持費と車両購入費、2つの面からトータルでクルマにかかるお金を考えてみましょう。
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